昨年に遡って…懸税(かけぢから)
 「懸税(かけぢから)」、秋の田に実った稲の穂を抜き、麻で束ねて「懸税」を奉製します。
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 まず神前にお供えして、収穫を奉告し感謝を献げます。そして神宮の神嘗祭に奉納します。
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  「税」は“ちから”と読み、「民から奉る稲の束のことで、『民の力』の意であろう」ということです。伊勢の神宮では、奉られた稲の束を社殿の垣に懸けるところから、「懸税(かけぢから)」と言われています。当神社は玉垣門と鳥居に懸けて、感謝と祈りを献げます。
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 日本の国は稲の実りに支えられて長い歴史を紡いできました。稲作に向き合うことから、自然の恵みだけでなく脅威とも共存することを学び、豊作でも思い上がらす、天災に見舞われても希望を失わず、創意工夫をこらして克服する精神性を培い、共同して働くことから思いやりと絆を築いてきました。そんな伝統と精神を改めて見直したいものだと思います。
 
by moriyama-jinja | 2012-02-27 21:12 | 近況報告・ご挨拶